こども手帳小学生の作り方とポイントの与え方

先日新聞で”こども手帳”の記事を見つけました。

初めて聞く言葉でしたが、読んでみると良さそうな感じがして
作り方の本を探してみました。

知らないのは私だけだったようで、世の中のお母さんたちにはすでに
周知の事実だったようです。

この本ですが、”親子で楽しく、自主性、自立心が育つ!”という内容ですが
最初は”こども手帳”というものが売られているのだと思ってましたが
どうやら自分の子どもに合うように、手帳をカスタマイズして作るというのが正しいようなので
子ども手帳の作り方と使い方を調べてまとめてみました。

こども手帳を作る時に与えるポイント制と使い方

まず”こども手帳”といっても特別なものではなくて
市販されている手帳で良いので、子供に与える事からスタートします。

手帳の目的は、子供が自分のスケジュールを管理する事。

手帳の様式は、見開きで一週間、または一カ月の予定が
書き込めるようなものが良いでしょう。

使い方の一例として

あるお母さんが小学校1年生の女の子に手帳を与えて
やるべき事を手帳に書くようにしました。

やり方は
1 やるべき事を書く
2 やるべき事が終わったら赤で消す
3 消した分だけポイント清算する

このポイントとは、1ポイント=1円として
お小遣いに交換します。

手帳を使ってみた結果

今まではやるべき事を部屋のホワイトボードに書いていたけれど
手帳に残すことで成果が目に見えるようになって
自分から計画を立てて実行するようになった、ということです。

目に見える形を残して、出来たら赤線で消す。
やり方はとっても単純な事ですが、効果は大きいみたいですね。

ポイント制にするという所に私はちょっと引っ掛かりましたが
でも”こども手帳”を成功させるためにこのポイントを与える
という点が考案した方の着眼点だったようです。

”こども手帳”のポイント=報酬で習慣化する理由

こども手帳の考案者の石田勝紀さん。
心理学の「外発的動機付け」を応用して、報酬=ポイントという
外からの刺激によってモチベーションを上げるという事を
本にまとめました。

手帳を始めると、最初はポイント欲しさで進めて行くんですが
じょじょに成績が上がっていって褒められるうちに
自発的に取り組むようになって、3週間もすれば習慣化できるそうです。

心理学でいうと「外発的動機付け」から自分の成長を感じて
「内発的動機付け」に切り替わってやるべき事を継続するように
なるということです。

手帳は自発的な行動を促すツールであって
毎日短い時間でもコツコツと続ける事が大切です。

こども手帳は初めの一歩が簡単に始められるツールです

こども手帳にやるべき事を書きこんで、終われば赤線で消す。
それと同時にポイントをもらえる。

赤線で消すことで、充実感が目に見え、ポイントで
好きなものが買える。

この仕組みはこども達が夢中になるゲームと同じだと
石田さんは言います。

1個できて1ポイントもらえるので、最初の一歩が
簡単に始められる理由です。

こども手帳の使い方の注意点はたった一つ!

こども達に習慣になって欲しいあまりに、やるべき事が
進んでいないとつい「ポイントはマイナスよ」とか
やりそうですが、これが一番やってはいけない事です。

こども手帳はあくまでも子供自身が自分を管理するものなので
親の「管理ツール」にしてはいけないことです。

その代わりにと言うのはちょっと違いますが
あまり進んでいないようなら、お母さんのコメントなんかを
手帳に書いてみたりすると、交換日記のようで
あんがい小学生なら喜ぶんじゃないでしょうか。

幼稚園のこどもたちなら、可愛いマスキングテープや
シ―ルもいろいろあるので、言いたいのをぐっと我慢して
シールを貼ってみるのも良さそうですね。

さいごに

こども手帳の使い方のまとめです。

1やるべき事を書く
これから1週間分の予定・毎日やるべき事
(プリント学習や宿題、お手伝いなど)を
自分で書く。毎週日曜日に書くのがおすすめです。

2終わったら赤で消す
色は何でも良いが赤がベスト。
目立つし、一番やる気が出る。
まだ出来ていないものが一目でわかる。
レ点は好ましくない。

3消した分だけポイントを清算する
日曜日にその週に消せた分のポイントを計算する。
日々やるべき事は原則として一つにつき1ポイント。
時にはボーナスポイントを設定するのも良い。
「テストで満点」や「試験に合格」など。

こども手帳はどんなノートや手帳でも始められますが
それでも、どんな物を選んだら良いのかわからない
という人のために

出版社から子ども手帳が発売されています。

他にも今話題のミニオンズの手帳。

どのような手帳を使うにしても、コツコツ親子で積み重ねる事が
大切ですね。